しびれと一口に言っても、現状認識できている病気に手足のしびれの症状が見られることもあります。
リウマチでとくに進行したもののうち、脊椎にリウマチが起こるリウマチ性脊椎炎で症状が進行した場合に手足のしびれが見られます。
リウマチは免疫不全の一種で、自分の体を守るべき免疫機能が自分の体自身を攻撃・破壊してしまうことが原因です。
攻撃対象となるのは、関節の循環をよくする液を生産する滑膜です。
リウマチは関節リウマチと言われるように、手指の関節から進行することで全身の関節に症状が見られるようになります。
その中でとくに気をつけたいのは、首付近の頚椎に起こりやすいリウマチ性脊椎炎です。
症状としては首や後頭部が痛んだり、首が回らなくなったりします。
これが進むと頚椎が脱臼したりして骨がずれたりなどすると、手足のしびれや歩行障害などが見られるようになります。
ですので軽い運動をする際でも、衝撃が加わらないように気をつけましょう。
転んだりするのは、もってのほかです。
首や後頭部の痛みが続いて炎症が起きると、めまいや舌がもつれたり顔半分がしびれたりします。
怖いのが、ずれた骨や滑膜の増殖による延髄や動脈の圧迫です。
とくに延髄は生命維持に関わる機能があり、延髄が麻痺すると息苦しかったり動悸が激しくなり、場合によっては突然死の原因にもなります。
リウマチの方は健康診断以外にも定期的な診察で、背骨の状態を確認しておくことが非常に大切になります。
首周辺の痛みなどであれば、痛みを和らげる治療をします。
しかし、手足や顔のしびれなど圧迫症状が現れた場合には、手術が必要になります。
骨やずれなど除くのに患部を固定する手術になりますので、術後は動きを制限されます。
これも重篤な症状を回避するのに必要になってきます。